足の痛み

足の痛み

人は2本足で歩く動物です。その足は歩く時に地面に接しその力を体に伝えるという大切な役割をもっています。つまり足の異常は歩行に影響し、家事や仕事、スポーツ活動などの日常生活に支障がでます。さらに不自然な歩行を続けていると膝や腰など体のあちこちに支障がでることもあります。

 

時代とともに日本人の履物も変化し、靴などの履物による足の障害が近年増加してきています。さらに、スポーツ人口の増加から足のスポーツ傷害も多くなっています。

 

足は28個の骨から構成されおり、手と同様に複雑な構造をしています。足の痛みの場所や原因は、スポーツなどによる外傷、いわゆる使いすぎ、変形など数多くあります。また、何らかの疾患が背景にあることもありますので、適切な診断と処置が大切です。

 


足の痛む場所

足の病気

 

 

痛みの発生部位による疾患

 

下腿部

 シンスプリント

 コンパートメント症候群

 アキレス腱断裂

 下腿三頭筋肉ばなれ

 骨折・疲労骨折など

 

足関節部

 変形性足関節症

 三角骨症候群

 足根洞症候群

 腓骨筋腱脱臼

 化膿性関節炎

 結核性関節炎

 骨軟骨腫

 骨折・脱臼・靭帯損傷など

 

踵部

 アキレス腱周囲炎

 踵骨棘

足根管症候群

骨折など

 

中足部

 偏平足障害

 外脛骨障害

 足底筋膜炎

 骨折・脱臼・靭帯損傷など

 

前足部

 外反母趾

 内反小趾

 強剛母趾

 種子骨障害

 槌指(ハンマートゥー)

 モートン病(Morton病)

陥入爪

 うおのめ・たこ

骨折・脱臼靭帯損傷など

 

その他

先天性の変形

麻痺性疾患

骨端症

癒合症

関節リウマチ

痛風

神経病性関節症

糖尿病による障害

血友病性関節症

血行障害

末梢神経障害など

 


足の診断


足の痛みの原因は100種類以上あるため診断には専門的な知識が必要です。痛みを感じたら早めの受診をおすすめします。